UT-VPNサーバのCPU負荷

1.状況
出先(病院)から自宅のファイルサーバへのアクセスは、UT-VPN経由でやってます
アクセスの利便から、自宅サーバのUT-VPNサーバ上に作成した仮想Hubは物理NICにローカルブリッヂしています
(SecureNATを使うと、インターネットへのアクセスが自宅の回線に切り替えられるため)


2.問題発覚
UltraVNCでサーバマシンを遠隔操作中に突如として画面更新がされなくなるが、しばらく待つと画面更新が再開され操作もできるようになった
自宅サーバのファイルサーバは家族も利用していて、データの転送がある時に utvpnserver_x64.exe が異様にCPUパワーを消費しているのを発見
この状態ではUT-VPNのパケットが転送されなくなるため、UT-VPN経由で接続しているUltraVNCもパケットが通らずに画面が停止し操作できなくなった


3.原因
PacketiX VPN 3.0 マニュアル/第3章 PacketiX VPN Server 3.0 マニュアル/3.6 ローカルブリッジ/3.6.3 ローカルブリッジ用の LAN カードの準備
http://www.softether.co.jp/jp/vpn3/manual/web/3-6.aspx#vpn_3_6_3

・要約
既存のNICに仮想Hubをローカルブリッヂすると、トラフィックが発生した時にVPNサーバ側で余計な処理が発生しCPUパワーとメモリを消費してしまう
そのため、ローカルブリッヂ専用のNICを追加すれば余計なCPU負荷が発生せずVPNの転送速度が落ちずに済むようになる

つまり、ブリッヂ専用に新しくNICを追加するか、ローカルブリッヂを使わないようにすれば解決する


・補足
サーバとして使用しているML115 G5のCPUはAthlon 1640B(2.7GHz、シングルコア)なので、
CPUパワーが足りなくなり発生したと考えられる


4.行った対策
UT-VPNは諦めて、PPTPサーバを構築してこちらを使用することに


ZZZzzz