フレッツ・v6オプション

○フレッツ・v6オプション でNGN網内折り返し通信
あれですか、あれです、フレッツ・v6オプションです
http://flets-w.com/next/v6option/


サーバを置かせてもらっている友人T宅も光ネクストだったので、ISPを経由しない折り返し通信を試してみました




1.オンラインでv6オプションの申込み
上記URLの下の方に 申込み のボタンがあるのでクリック
NTT西日本から送られてきたID/PASSでログインして有効にする
(実験でIPv6アドレスを直打ちするので、ネームの設定は省略)


友人宅では先に有効にしてもらっていたし、
私の家の回線は工事日のお知らせの時にオプションサービスとして申し込みをしていました



2.IPv6アドレスの確認
友人宅のサーバマシンのネットワークアダプタの設定でIPv6を有効にして、コマンドプロンプトからipconfigを実行し取得したIPv6アドレスをメモする


IPv6のアドレスについて
回線ごとに上位64bitが固定され、下位64bitはNICのIDとなる
詳しくは、マイナビニュース IPv6で始めるネットワーク を参照
http://news.mynavi.jp/series/ipv6/menu.html


IPv6 アドレス
NGN網内で使える、固定のIPv6アドレス


・一時 IPv6 アドレス
NGN網内で使える、変動するIPv6アドレス


・リンクローカル IPv6 アドレス
fe80: で始まるアドレス、ローカルIPみたいなもの


・OSがXPの場合
ipconfigで表示されたIPアドレスで、
fe80:で始まるIPアドレスの下位64bitが、2001:で始まるIPアドレスで下位64bitと一致するものが固定のIPv6アドレスらしい



3.開通確認
自宅PCからコマンドプロンプトを開き、友人宅サーバマシンにpingを発射する


・固定のIPv6アドレス

ping 2001:ほにゃほにゃ

2001:ほにゃほにゃ に ping を送信しています 2001:ほにゃほにゃ から 32 バイトのデータ:
2001:ほにゃほにゃ からの応答: 時間 =11ms
2001:ほにゃほにゃ からの応答: 時間 =7ms
2001:ほにゃほにゃ からの応答: 時間 =8ms
2001:ほにゃほにゃ からの応答: 時間 =7ms

2001:ほにゃほにゃ の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 7ms、最大 = 11ms、平均 = 8ms


・サーバ用に契約しているISPグローバルIP

ping ほにゃほにゃ

ほにゃほにゃ に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
ほにゃほにゃ からの応答: バイト数 =32 時間 =27ms TTL=128
ほにゃほにゃ からの応答: バイト数 =32 時間 =26ms TTL=128
ほにゃほにゃ からの応答: バイト数 =32 時間 =28ms TTL=128
ほにゃほにゃ からの応答: バイト数 =32 時間 =26ms TTL=128

ほにゃほにゃ の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 26ms、最大 = 28ms、平均 = 26ms


・物は試し、友人宅が契約しているISPグローバルIP

ping ほにゃほにゃ

ほにゃほにゃ に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
ほにゃほにゃ からの応答: バイト数 =32 時間 =16ms TTL=128
ほにゃほにゃ からの応答: バイト数 =32 時間 =9ms TTL=128
ほにゃほにゃ からの応答: バイト数 =32 時間 =8ms TTL=128
ほにゃほにゃ からの応答: バイト数 =32 時間 =8ms TTL=128

ほにゃほにゃ の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 8ms、最大 = 16ms、平均 = 10ms


劇的まではいかないものの、レスポンスタイムはかなり速くなっている



4.本使用してみる、FileZilla
FTPサーバに FileZilla Server、FTPクライアントFileZilla Client を使用しているので、
クライアントからの接続先をサーバの固定IPv6アドレスにして接続


※ハマったこと
IPv6アドレスは [2001:ほにゃほにゃ] といった感じで、半角の角括弧で囲むこと
そうしないと、2001以降の文字列がポートとして認識されてしまうらしい


転送速度は上り下り共に 5MB/s ほどしか出ないが、
友人宅のLANでサーバマシンとPR-400NEの間は無線LANを挟んでいるためにこの程度の速度しか出ないと考えられる



5.IPv4しか対応していないソフトの場合?
IPv6に対応しているソフトが少ないのには悩んだ
しかし前々から保守用にサーバにインストールしていた UT-VPN、これがIPv6に対応しているので、IPv4でしか通信出来ない場合はUT-VPN経由で通信すればよい


設定や構成については気が向いたら書くかもしれない



○思ったこと
ADSL回線は不安定だったので友人宅のサーバを間借りしてる状態だけど、私の家にも光回線が来たのだから自宅に戻せば面倒無くて済むのじゃ?
ZZZzzz